スタッフ

監督・脚本 / 冨永昌敬
1975年生まれ、愛媛県出身。
おもな監督作品は『亀虫』(03)、『シャーリー・テンプル・ジャポン・パート2』(04)、『パビリオン山椒魚』(06)、『コンナオトナノオンナノコ』(07)、『シャーリーの好色人生と転落人生(共同監督)』(08)、『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』(10)、『庭にお願い』(10)、『アトムの足音が聞こえる』『ローリング』(15)、『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』(16)、ドラマ「目を閉じてギラギラ」(11/BeeTV)、「ディアスポリス 異邦警察」(16/MBS)など。公開待機作品に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18年公開予定)がある。
COMMENT 主人公ツチダの望みは「せいちゃんの歌を聴きたい」というごく些細なものでした。せいちゃんが軽い性格だったら一秒後にはイントロが聴けるかもしれないほど、些細な望みです。もの作りというのは自意識と生活と時間のあいだで、その三つを削るようにして為されるものである。などと断言するつもりはありませんが、ある意味で時間にボロ負けしてしまったのがこの二人なのだと思います。結末にはツチダさんの涙とせいちゃんの歌声と、二人の爽快な敗北が待っています。と言ったところでネタバレ全然してません。この映画が目指したのは、結末を先に知ってもまったくネタバレにならない魚喃さんの作品の、とりわけその描写の強さでした。なので、まず、魚喃さんが描いたツチダそっくりな人を探しました。その女優はすぐに見つかりましたが、似ているのは顔だけではなかった気がします。ツチダは臼田さん以外にありえません。臼田さん本人もそう思ってるはずです。
原作 / 魚喃キリコ
『南瓜とマヨネーズ』(祥伝社フィールコミックス)
1972年生まれ、新潟県出身。
1993年『ガロ』でデビュー。『COMICアレ!』などで活躍後、女性誌やファッション誌に連載をもつ。白黒のコントラストを強調した、イラスト的でクールな絵柄を特徴とする。02年に『blue』が市川実日子、小西真奈美主演、06年に『strawberry shortcakes』が池脇千鶴主演で映画化された。自らの体験などをベースに研ぎ澄まされたリアルな言葉と、圧倒的な画力で、寡作ながら20~30代女性から支持を得ている。
COMMENT「映像化された作品をご覧になっての感想」
みごとにのまれた、感謝!
プロデューサー / 甲斐真樹
1965年生まれ、福岡県出身。
96年『チンピラ』をプロデュース以降、『冷たい血』(97)、『水の女』(02)、『血と骨』(04)などを手掛けたのち、05年株式会社スタイルジャムを設立。主なプロデュース作品に、『パビリオン山椒魚』(06)、『転々』(07)、『サッド ヴァケイション』(07)、『たみおのしあわせ』(08)、『色即ぜねれいしょん』(09)、『東京プレイボーイクラブ』(11)、『共喰い』(13)などがある。
撮影 / 月永雄太
1976年生まれ、静岡県出身。
映画『パビリオン山椒魚』(06)、『乱暴と待機』(10)など、多数の冨永昌敬監督作品の撮影を務める。
主な作品に『東京公園』(11)、『キツツキと雨』(12)、『きみはいい子』(15)、『葛城事件』(16)などがある。
録音 / 山本タカアキ
1977年生まれ、静岡県出身。
TVドラマ・映画の録音助手、スタジオエンジニアを経て、録音技師/サウンドエンジニア/サウンドデザイナーとして活動。
主な作品に映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ライブテープ』(09)、『乱暴と待機』(10)、『フラッシュバックメモリーズ3D』(13)、『ローリング』(15)、TVドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」(17/TX)などがある。
美術 / 仲前智治
1961年生まれ、 岡山県出身。
映画『パビリオン山椒魚』(06)、『パンドラの匣』(09)、『ローリング』(15)など、多数の冨永昌敬監督作品の美術を務める。
主な作品に映画『フィッシュストーリー』(09)、『日々ロック』(14)、『新宿スワン』(15)などがある。
音楽監修・劇中歌制作
やくしまるえつこ
音楽家、プロデューサー、作詞・作曲・編曲家として「相対性理論」など数々のプロジェクトを手がけるほか、
絵画やメディアアート、インスタレーション等のアート作品の評価も高く、楽曲提供、朗読、ナレーション、ファッション、CM音楽、文筆と多岐に渡り活躍。2016年に発表したアルバム『天声ジングル』『フライング・テンタクルズ』には、坂本龍一、黒沢清、円城塔、ジェフ・ミルズ、フェネスら国内外のアーティストが賛辞を贈っている。
2017年には、メディアアート界のオスカーともいわれる国際賞「アルスエレクトロニカ賞」のSTARTS PRIZEにて日本人初グランプリを受賞。
COMMENT 映画における音楽Aと、日常における音楽Aは、相異なる二つの項である。
二次元と三次元のように、目配せはしても、混じり合うことのないもの。
だけどその二つのあいだに、限りなく0に近い接点があるとしたら、そこにはこの映画が存在しているニャア。
写真 / 川島小鳥
1980年生まれ。写真家。
早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。写真集に『BABY BABY』(07)、『未来ちゃん』(11)、『明星』(14)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(14)、『ファーストアルバム』(16)、台南ガイドブック『愛の台南』(17)、私家版写真集『道』(17)など。
第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。
スタイリスト / 加藤 將
1974年生まれ、静岡県出身。
雑誌relaxでキャリアをスタート。アーティスト衣装や俳優、TVCFのスタイリングを中心に活動。ビーチサンダルを愛するあまり、ビーサンブランドを始動。主な映画参加作品は、『目を閉じてギラギラ』(11)、『ローリング』(15)。
ヘアメイク / 小濱雄作
1980年生まれ、鹿児島県出身。
ヘアサロン勤務を経て04年に独立。
広告・CM・映画・雑誌・ファッションショーなど多岐にわたり活躍する。 16年株式会社FIVE DOG設立。全国12店舗に美容サロンを展開。
主な映画参加作品は、映画『乱暴と待機』(10)、『ローリング』(15)、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』(16)。
編集・仕上担当 / 田巻源太
1982年生まれ、新潟県出身。
高校時代より映画製作に関わり始め、ラジオ・TVディレクターを経て、映画編集・仕上げに携わる。これまで『共喰い』(13)、ドラマ「贖罪の奏鳴曲」(15/WOWOW)、『ゾウを撫でる』(17)、『ハピネス』(17)、また『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』(10)、『ローリング』(15)など数多くの冨永昌敬監督作品を手掛けている。